菅さんも小沢さんもそれぞれに力のある政治家だと思う。しかし、小泉さんに比べると、天才度ははるかに落ちる。それに最近、二人とも、変に辛気臭くていけない。いかにも自信なさそうな顔してテレビに出ている。
見た目じゃない、中身だとは、そのとおりだが、あの顔は気持ちが表れている顔だ。本当にあんまり自信ないのだろう。
マニフェストなどといっているが、あれは公約とどう違うのだろうか。どうも、公約をより具体的に、かつ、数値目標を上げて提示するものをマニフェストというらしい。だったら、そう言ったほうがいいと思う。公約をより客観的、体系的、明確に示そうという精神ならば、目新しい外来語を使って分かりにくくするという、戦後日本の悪弊に習うのは大きな自己矛盾だ。
さてそこまで言っておいて、今度の選挙でどっちに入れるかと聞かれれば、ぼくは民主党に入れると答える。
冒頭の小泉支持は、皮肉でも反語でもない。純ちゃんは、間違いなく天才的政治家だ。という意味は、超一流の政治的能力をもっているということだ。ぼくはずっと純ちゃんを支持してきたし、今も支持している。
しかし、明治から積み重ねられ凝り固まってきた政官民の利権構造と、その中で形成され、固定された官僚政治(政治の実権を官僚が握ること)をぶち壊さない限りこの国の国民は馬鹿を見続けることが明白なわけで、この実現を少しでも早めるために今何が最善かを考えると、政権交代、それが無理でも、自民への深刻な揺さぶりだろう。最悪のシナリオは中途半端に民主党が議席を取って、なお自民党政権が続き、自民内では小泉の勢力が減退して、守旧派が盛り返し、改革が遅れることだが、小泉の気が抜けた自民党に期待する有権者はもう居ないだろう。このシナリオでは、案外、次の破綻が早く起こりそうだ。
純ちゃんはすごい。しかしその純ちゃんでさえここまで手こずっている。そろそろ自民党に降りてもらおう。純ちゃんはよくやった。ここで終わってもまだ出番は来る。
寄せ集めの民主党への不安もあるが、菅さんにしても、小沢さんにしても、官僚政治を壊すことにかけては本気だろうし、力も発揮するだろう。
いくらなんでもこの辺で利権政治と官僚政治の息の根を止めぬことには、この国のほうが死んでしまう。
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最終更新日 : 平成十五年十月二十一日